CPU解説

CPUとは?

CPUとはCentral Processing Unitの略でパソコン上の命令を中心と

なって処理する人間の体に例えると「頭脳」となるパーツです。

CPUの性能が高いほど、処理するスピードは早くなり、逆に性能が低いと命令を処理するのに時間がかかり、パソコンの動作が遅くなってしまいます。

CPU解説

 

CPUメーカーとブランド

パソコン用のCPUメーカーは「Intel」と「AMD」の2つが有名です。

◆Intel

Intelは世界でトップシェアを誇るCPUメーカーです。

主な一般向けブランドとしては「Celeron」「Pentium」「Core」があり、上位モデルから

・Core i9

・Core i7

・Core i5

・Core i3

・Pentium

・Celeron

を展開しています。

 

◆AMD

CPUメーカーでシェア2番手となるのがAMDです。

AMDはRyzenシリーズの登場で一気にシェアが拡大しているメーカーです。

Ryzenシリーズは上位モデルから

・Ryzen 9

・Ryzen 7

・Ryzen 5

・Ryzen 3

を展開しています。

CPUの選び方

CPUの性能は主に「コア数」「スレッド数」「クロック周波数」「開発世代」で決まります。

簡単にこれらの要素について解説します。

・コア数

コア数とは、CPU内で演算処理する部分の数です。

人間に例えるとコア数は作業を行う人数で、コアが多いほど同時に行える作業の数も増え、処理するスピードが速くなります。

・スレッド数

コア数が作業を行う人数なら、スレッド数はコアの作業台の数といえます。

コア一つ当たりの作業台が増えることで、同時に処理する能力が高くなり、より高性能になります。

・クロック周波数

コアが作業をする人と例えるならクロック周波数はコアが作業をする速さと例えることができます。

クロック周波数が高いほどコアの作業(演算処理)がより早くなります。

・開発世代

一般的に最新のCPUの方が高性能と考えられます。

世代の見分け方は、CPUの型番を見る事で見分けることができます。

◆Intel Coreシリーズの場合

「Intel® Core™ i7-12700」のCPUがあった場合、i7-○○700の○○部分が世代を表す数字になります。

このCPUの場合は12と記載があるため、12世代のIntel CPUであることがわかります。

◆AMD Ryzenシリーズの場合

「Ryzen5 3600X」のCPUがあった場合、Ryzen5 〇600Xの〇部分が世代を表す数字になります。

このCPUの場合は3と記載があるため、3世代のRyzen CPUであることがわかります。

ただRyzenの場合、4世代が先頭の数字が「5」から始まったりと世代と数字がイコールにならなくなっています。

ざっくりと先頭の数字が高いほど、新世代のCPUと覚えるといいでしょう。